顧客の支払コスト<顧客満足度へ
先日、ファッションショーに入場した女性の多くが、そのショーを見ながら、携帯電話のインターネットから服を買っているテレビ番組をみました。古い考えかもしれないですが、服は試着したりして買うものとの先入観があったのですが、最近では、携帯電話やパソコンの直販から服を買う人が多いと聞きます。大手衣服店では、通常では置いていない大きめのサイズや小さめのサイズの試着申込をネットでしているのですが、売上は前年同月比でアップしてきてるようです。日本人の体型の変化もあるでしょうが、顧客のニーズの変化もあるのでしょう。通信販売の売上高のアップを見ても、顧客ニーズの変化(手間を省く)が顕著になっているのがわかります。
一方足を運ぶ店舗型で最近、勢いがあるのが「駄菓子屋」とききます。低価格・老若男女問わず入れる面白さ等いろいろ要因があるようですが、そういう点をひっくるめて、顧客コスト(足を運ぶ・価格等)に対して、顧客満足度が大きいことが今、人気のある理由ではないでしょうか。前述の携帯電話で服を買うケースも、顧客コスト<顧客満足度という点から考えると納得できます。
衣食は一番身近な生活必需品ですので、そこに一番世相が反映されると思っています。日本経済の底堅い成長のためには、国内消費も増えてもらわないと困りますが、若い世代は、(お酒を)飲まない、(車に)乗らない、(タバコを)吸わない世代と言われており、これまでの世代の方の消費活動とは違うようになってきています。そのような世代も増えてくる中、消費活動のポイントとなりそうなのは、”顧客の支払いコスト=価格だけでなく手間など目に見えない主観的なもの”と思っています。原材料高や税金のアップなどで将来の価格上昇は致し方ないとして、今後は、”価格上昇以外の顧客の支払コストを抑えるサービス”が消費活動のアップに必要となってくるのではないでしょうか。(タイコム証券・ファクシミリ経済情報)

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